2017年09月29日
看護師にマスクは必要でしょうか
看護師の中にはマスクを着用する方が多くいます。着用する理由としては、院内での感染予防のためという理由がまず挙げられます。患者さんからの感染を防ぐということと、自分から患者さんに対しての感染の予防という理由で着用する方が多いです。
着用することで口の中の温度や湿度が保たれるため、ウイルスの活動を抑制するという効果があると言われています。また人目が気になるからや、緊張をしているときに落ち着くから等の、心理的な理由で着用する方もいます。
特に夜勤があったり、一日に多数の患者さんと会うような仕事のため、マスクを着用することで心理的なストレスを抑える効果を感じる方も多くいます。他にも口臭を防ぐなどの効果も期待して着用している方もいます。問題点としては、口や肌の間にすき間があるとそこからウイルスが侵入し感染してしまう恐れがあるため、正しい着用法を知ることが必要です。
口の中にウイルスが侵入していなくても表面にはウイルスが付着していることがあるので、なるべく触れないように気を付け、手などが触れてしまった場合は消毒などをし清潔にすることが大切です。そのため使い捨てのものは再利用せずになるべく捨ててしまったほうがいいと言われています。
他の問題点としては、言葉が聞こえにくくなりやすいため、患者さんに失礼に感じられてしまいかねないということです。特に高齢者の方とのコミュニケーションをとるときに大きめの声で話をするといった工夫が必要になります。
看護師の方が着用する理由としては感染予防のためと、仕事に集中するための心理的な効果を期待してのものになります。患者さん以外にも、看護師自身を守るためにもマスクを正しく着用することが大切になります。