入院した経験のある方なら分かりますが、病院では様々な方が働いています。医師や薬剤師はもちろんですが、栄養士や警備員の方を含めると数百人の労働者が在籍しているのではないでしょうか。そんな中、最も身近な存在が看護師さんではないでしょうか。
白衣の天使と形容されることがあるように、患者にとっては何でも相談することが出来る、頼りになる存在と言えるのではないでしょうか。国が打ち出したかかりつけ医の推奨システムの影響で、大学病院と町医者の役割が明確になっています。
風邪や健康診断はかかりつけ医で診てもらい、がんや脳卒中などの重病は大学病院で診断や治療を行うマニュアルが形成されています。医師や看護師の不足が深刻化している中、役割が明確になるのは良いことではないでしょうか。
大学病院の役目は、高度な医療の提供と臨床実験にあります。大勢のスタッフでの診察や回診を嫌う患者もいますが、若手育成に大きな効果を生んでいるのは確かな事実です。技術や経験が次の世代に伝わることで、日本の医療は発展を遂げるのではないでしょうか。
看護の分野においても同様で、ベテランと若手の融合が未来への明るい兆しになるはずです。外来、入院、緩和ケア病院、色々な場所で看護の仕事にあたっています。福利厚生も充実していて、病院の近くに寮があるのはありがたいことではないでしょうか。
夜勤明けは体力的にキツいですし、すぐに身体を休められることで次の勤務に備えることが出来ます。休日の数や有給取得率も高くなっているので、日頃のストレスを上手に発散出来るのではないでしょうか。命に関わる現場での仕事は、心身ともにナーバスになるのが当たり前です。
患者に不安や焦りの心中を悟られてはプロとは言えませんし、公私の区別が出来るのが良い職場と言えるのではないでしょうか。看護の現場においては、職員の疲弊が表れていると言われています。人手不足が要因ですか、人手不足が慢性化するとつまらない医療ミスが起きる要因になってしまいます。
早急な対策が求められていますし、大学が率先して環境改善に取り組むべきではないでしょうか。看護にあたる方々が笑顔であれば、患者の気持ちも明るくなるはずです。生死が身近にある大変な職場ですが、だからこそやりがいは多いのではないでしょうか。
日本の医療レベルは世界でもトップ水準ですが、それを下支えしているのは看護師の方々です。これからも活躍を期待しています。