現在日本にはあらゆる職業が存在していますが、その中でも特殊であり近年注目を高めているのが産業保健師です。乳幼児から高齢者まであらゆる世代の健康をサポートするのが仕事であり、健康相談や家庭訪問など個人の支援もあれば地域や企業の健康指導や健康管理を行うこともあります。
公務員として働く人が多く、安定している働き先が多いことも人気を高めている理由の一つです。保健師の国家試験を受験するためには、看護師国家試験に合格する必要があるのはもちろんのこと、合格しただけではなくその後は指定された養成所で一年以上の学科を修了しなければなりません。
四年制大学の看護系学部の場合には、保健師になるために必要なカリキュラムを取得して、看護と保健師の受験資格を得られるためダブル受験が可能となっています。産業保健師としての資格も取得するとなれば、当然ながら人並み以上の努力が必要となってくるので簡単なことではありません。
しかし、簡単ではないからこそ需要も高く条件も良い求人が豊富になっています。保健師国家試験に合格しても看護師国家試験が不合格となれば保健師資格を得ることができないので、気をつけましょう。ですが保健師国家試験の合格実績には有効期限は設けられていないので、その後看護師国家試験に合格することで保健師免許の申請は可能です。