産業保健師は、企業内において社員の健康管理や健康診断のサポート、健康面でのアドバイスなど様々な業務を担当することがあります。特に、重工業や化学などの分野のメーカーにおいては、社員の安全確保のためにベテランの保健師が重宝されるようになっています。
産業保健師は、一般の看護師と比べて広範囲にわたる医療や看護、健康などの知識や経験が必要となるものの、恵まれた待遇で働きやすいといったメリットがあります。最近では、社員の処遇改善に努めている企業を中心に保健師の配置を積極的に行っているところが多くあり、保健師の活躍の場がさらに広がっています。
そうした中、看護師から産業保健師にキャリアチェンジをしたい場合には、病院や健診センター、民間企業内の診療所など様々な現場でキャリアを積むことが重要となります。また、専門看護師などの社会的に需要が高まっている資格を取得することで、就職活動の際に有利になることもあるため、将来を考慮してスキルアップを目指すことが大切です。
その他、保健師に求められるスキルについては、それぞれの企業が扱っている製品の種類や社員数などに影響を受けるため、じっくりと就職先を見つけることが肝心です。